マイクロストリップアンテナ 22dBi（標準利得）、周波数範囲 25.5～27GHz RM-MA25527-22

マイクロストリップアンテナ（パッチアンテナとも呼ばれる）は、薄型、軽量、製造の容易さ、低コストで知られるアンテナの一種です。基本構造は、金属放射パッチ、誘電体基板、金属グランドプレーンの3層で構成されています。

その動作原理は共鳴に基づいています。パッチが給電信号によって励起されると、パッチとグランドプレーンの間で電磁場が共鳴します。放射は主にパッチの2つの開口端（約半波長の間隔）から発生し、指向性ビームを形成します。

このアンテナの主な利点は、その平坦な形状、回路基板への容易な統合、そしてアレイ形成や円偏波の実現への適合性です。しかし、主な欠点としては、比較的狭い帯域幅、低～中程度の利得、そして限られた電力処理能力が挙げられます。マイクロストリップアンテナは、携帯電話、GPSデバイス、Wi-Fiルーター、RFIDタグなど、現代の無線システムに広く使用されています。